エネルギー・環境教育セミナー 報告書


テーマ: エネルギー・環境教育セミナー
開催日時:

平成29年11月30日(木) 14:00 〜 17:00

場  所: 福井商工会議所ビル 地下 国際ホール
主  催: 福井県環境・エネルギー懇話会
共  催: 近畿・北陸エネルギー教育地域会議(資源エネルギー庁)
後  援: 福井県教育委員会
福井市教育委員会
■ 挨拶

挨 拶

経済産業省資源エネルギー庁 総務課 調査広報室
 

室長補佐 永見 祐一 氏

(要旨)

 昨年に続き、本年もご挨拶する機会を頂きましたことに感謝申し上げます。私は資源エネルギー庁の中でエネルギー政策全体を調整する長官官房というところにおり、その中で広報業務を担当しております。わかりやすいものとしては毎年刊行している「エネルギー白書」があげられます。

 日本のエネルギー政策は東日本大震災が起きるまで、「3E」政策といわれ、エネルギーの安定供給(Energy security)、経済の効率性(Economic efficiency)、環境への適合(Environment )の3つのEが大きな柱になっていました。しかし3.11の事故を受け、日本のエネルギー政策は根幹からの見直しを迫られました。そしてそれ以降のエネルギー政策は、Safety(安全性)を前提としたうえで、3つのEを追及する「3E+S」が現在の日本のエネルギー政策の根幹となりました。

 エネルギー・環境教育については私どもも非常に重要な取り組みと考えております。エネルギーと環境は表裏一体であり、人間の社会活動と自然界との接点−すなわちバランスのとり方に他ならないからであります。その意味で、エネルギーはどういうあり方が正しいのか、正しいというと何か一つの正解があるように思えますが、そうではなく、その国のおかれた環境や経済、有する技術、また時代の要請などに応じて変化していくものだと考えております。

 本日は特に小中学校の先生方が多く参加されていると伺っています。エネルギー教育はグローバルに物事を考える上でも非常に優れた題材だと思っています。子どもたちが自ら調べて、こういう視点もあるのではないかということを地球全体の問題として、また各国のおかれた立場にたった視点で議論をすることを通じて、色々な正論がでてくることに気づく。このように、エネルギー問題を考えることは、世界と日本のつながりや、世界の状況と日本の状況を客観的に見ていくことでもあり、子供たちの学習にとって、非常に重要な視座と気づきを与えるものと考えております。本日お集まりになられているエネルギー・環境教育の取り組みを実践されている先生方々に対し、深く敬意を表します。

 さて、私どもの最近の取り組みを少し紹介させていただきます。今までの資源エネルギー庁の情報発信は非常に堅苦しく、受け手側の関心を引くようなプレゼンをあまりしておりませんでした。そこで、2017年の夏からそうした発想を変え、受け手が読みたくなるような情報発信―「スペシャルコンテンツ」の配信を始めております。経済産業省のトップページに行きますと、スペシャルコンテンツのバナーが出ております。これは私どもが出している「エネルギー白書」に入っているような堅苦しい情報について、分かりやすく解説しながら発信するというようなコンセプトで始めたものですが、今までは再エネ、省エネ、地球環境、原子力、電力・ガス、資源燃料など、さまざまなエネルギーの政策課題を少しでも国民の皆様に理解していただくための情報発信のベースとなっております。もし何かの機会にエネルギーについて調べたいことがあれば、ぜひ資源エネルギー庁のホームページに来ていただければと思います。

 皆さまの多大なご協力の下、本日、これからご発表のあるようなエネルギー・環境教育の普及がしっかりと進められていることに対し、資源エネルギー庁を代表しまして改めて厚く御礼を申し上げたいと思います。

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